創立百周年記念図書館の建築
これまでの図書館は、昭和53(1979)年、本校創立80周年の主要記念事業として、それ以前の図書館(昭和33年落成)を大幅に増改築したものでした。全館冷暖房設備や移動書架の設置等、当時の公立高校図書館としては先進的な諸設備を備えておりました。
その図書館も、その後利用する生徒数と蔵書・資料が増加したため、狭隘になってきました。また古い建物を増改築したことから、大震災に遭遇した場合の耐震性に問題がでてきました。そこでこの記念すべき創立百周年を機に、来るべき21世紀のマルチ情報時代に対応した新図書館を建設することになりました。
平成8年3月、新図書館建設の対県陳情を行いましたが、幸い実行委員会役員の努力と本校関係者のお力添えが実り、創立百周年記念事業として新図書館の建設が認められることとなりました。旧図書館は平成10年7月初旬に解体工事が終了し、その後遺跡調査を経て、9月に新図書館の建設工事が開始され、平成11年3月に完成しました。
新図書館は規模が旧図書館の約1.4倍の大きさで、外観も一新されました。全体の建築費および基本的な設備は県費でお願いできることになりましたので、近代的な内部施設の充実を百周年記念事業費でおこなうことになりました。その主なものは様々な視聴覚機器・マルチメデイア機器からなるオーデイオ ビジュアル コンピューターシステムを備えたセミナールーム兼会議室(同窓会室)設置、マルチメデイアコーナー開設、関連して全校的規模でのインターネット接続環境整備等です。
これまで同窓会活動の拠点であった同窓会室は上記のセミナールーム兼会議室になり、更に新たに同窓会事務局室および展示室兼小会議室も設置され、これまで以上に同窓会諸活動の拠点になることが期待されます。